1.統治機構の作り直し
現在の統治機構は中央集権型と言われています。
では、なぜ中央集権型が問題なのでしょう?
中央集権型とは別の言い方では霞が関(中央官庁)の独占支配とも言われます。
独占支配がなぜ問題になるかは独占禁止法がなぜあるか?を考えると分かります。
独占禁止法がなぜあるか?一企業の独占は、価格がむやみに高くなったり、サービスの低下に繋がることになります。ですからそれを禁止した法律が独占禁止法です。
政策分野では3つの意味で霞ヶ関が独占しています。
一つは政治との関係で官僚主導。
一つは地方行政における中央集権。
一つは民間に対する官僚規制です。
これら3つの
官僚主導を脱官僚。
中央集権を地方主権。
官僚規制を規制改革。
といった具合に中央集権型の仕組みを変える。すなわち、統治機構の作り直しを行う事が必要なのです。