1.基本方針-2.現在の参議院廃止を視野に入れた衆議院優位の強化
現行憲法により衆議院は参議院に比べ内閣総理大臣の指名、予算案の議決及び条約の承認等で参議院に優越します。
しかし、衆議院と参議院と与党野党の力関係が逆転している、いわゆるねじれ国会の状態では法案を通すために野党の要求を飲まざるを得ません。
政治には妥協は必要と言われますが、ここまで何も決まらない状態が続くと参議院の本来の存在意義が機能しているのか問題視されます。
参議院は任期が6年(衆議院は4年)で解散もありません。長期在任規定から政権選択にとらわれることなく有識者によって審議される「良識の府」と呼ばれています。
しかし、実際は民主党が参議院で優位であった時代も自民党が優位である現在も参議院はとても「良識の府」という状況ではありません。そのような問題点から参議院廃止を視野に入れた衆議院優位の強化の提案がされています。