国の存亡を懸けた人材育成をするための改革の一環として「入試」のための勉強ではなく、高校教育、大学教育の両方をこれまで以上に大切にする。そのために、現状の大学入試は「教科の知識を中心としたペーパーテスト偏重による一発試験的入試」ですが、これを「志願者の意欲・能力・適性等への多面的・総合的な評価に基づく入試へ」転換しなければならない、という考えです。
考えられる取り組み例として、(1)大学入試センター試験を1点刻みではなく「レベル型」で成績を提供する形にして、大学入学のための資格試験のように活用することを促進する(2)思考力・判断力・知識の活用能力などを問う新たな「共通テスト」を開発する(3)大学グループ別の共同選抜の導入を促進する(4)志願者と大学が相互理解を深めるため、時間を掛けた創意工夫ある入試を促進する等が言われています。