5-基本方針-2社会保障給付費の合理化・効率化
社会保障給付費とは公的な社会保障制度の給付総額をいいます。具体的には年金、生活保護、医療、介護に掛かっている費用の総額のことです。1970年には3.5兆円でしたが、2012年には109.5兆円と、この42年間で約30倍になっています。この間、国民所得は約6倍になっていますが、所得に対する比率では5.77%から31.34%に急上昇しています。急速な人口の高齢化に伴い、社会保障の給付と負担が増大する中、持続可能な社会保障制度を構築するためには、世代間の公平化を図り、給付と負担のバランスを確保し、社会保障給付費の合理化・効率化の必要があります。