諸田ひろゆき 公式Blog
2015年7月7日
文化観光委員会質問内容
昨日行われた文化観光委員会(常任委員会)で質問した内容です。私の持っている問題意識、地域の思いをぶつけました。
第92号議案について。
富士山静岡空港の利活用を考えると時間延長の必要性は理解できます。しかし、富士山静岡空港の利活用と地元が受ける負の影響に対する対策の両面を考える必要があると思います。
そこで質問です。
今後想定していなかった影響が出た場合、その地域に対してどのように対応しますか。考えをお聞かせください。
文化局
「ふじのくにせかい演劇祭」の「メフィストと呼ばれた男」を見させていただきました。長時間の公演でしたが、今でも印象に残る場面が多かったと感じています。
ふじのくに野外芸術フェスタは、静岡市、伊豆の国市で開催されていますが、県内の地域で活動する場合には、地域との連携が重要だと考えます。
そこで質問です。
地域との連携はどのように図っているのかお聞かせください。
総合教育局
総合教育課
本県独自の取組として設置した有識者会議「地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会」によって総合教育会議がより社会全体の意見を反映したものになると期待されています。5/13第一回目の実践会議を終え、6/17には総合教育会議が行われました。
そこで質問です。
6/17の総合教育会議において、期待された「より社会全体の意見の反映」についての成果をお聞かせください。
観光交流局
観光政策課、観光振興課
ツアーセンターの成功には魅力ある商品を作ることも必要ですが、今すでに観光をしたいというニーズのあるところに商品を提供することがツアーセンター成功の近道です。
富士山静岡空港ではチェックイン2,3時間前に到着し、チェックインまでの時間を空港内で潰している方が多いという現状です。そこにはチェックインまでの数時間を有効に使いたいというニーズがすでにあるのです。ここに1,2時間で楽しめる地元の体験型オプショナルツアーを提供すれば、すぐにビジネスとしてなりたつと考えられます。その場合、事前にオプショナルツアーの存在を知ってもらうために旅行者用ツアーパンフレットに広告を入れて貰うという工夫も一つだと思います。
また、空港利用のインバウンド需要を狙うだけでなく年間約170万人訪れる焼津さかなセンターにツアーセンターを置いて、さかなセンターだけでなく焼津、藤枝、島田といった志太地域にお客様を誘導する商品を開発すれば地域がもっと活性化するのではと考えます。
そこで質問です。
このような現状を踏まえ中部地区におけるツアーセンターについての考えをお聞かせください。
観光政策課、観光振興課
美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)P71の知名度の向上と来訪促進のタイムスケジュールにタイのことが記載されておりません。文化観光委員会説明資料P17には観光振興の重点事業、有望市場(タイ等)における観光プロモーションとして海外誘客推進事業費を予定しています。また平成26年度「ふじのくに観光躍進基本計画」の実施状況報告書P9にはタイ市場の本格的な開拓を図るため、タイ・バンコク市内における観光振興・情報受発信拠点として、観光連絡・調整員を設置し、現地旅行会社等に対して、継続的なセールス活動を行うとともに、ネットワークの形成に努めた。と記載されています。
そこで質問です。
タイムスケジュールにタイが記載されていない理由とタイに観光連絡・調整員を設置した意味と発展のもくろみを教えてください。
観光振興課
国は、平成24年に発生した関越道におけるバス事故を契機に、貸切バスの運賃・料金制度を改正するとともに、運転手1人あたりの運行距離も500km以内と制限しました。この結果、関東圏や中京圏からの日帰りバス旅行が大幅に減少し、且つ宿泊を伴う旅行も減少傾向にあります。このため、宿泊施設や観光施設、飲食・土産物施設等は大変厳しい状況となっており、今後も尾を引くと思われます。県外エージェントへの営業活動において、「他県にはバス代の助成制度があるが、静岡県にはない。どうしても助成制度のある地域へのツアーの造成を重視せざるを得ない」といった意見も多く耳にするそうです。県観光協会が平成26年12月1日から平成27年2月28日までの3ヶ月間行った埼玉県・群馬県の旅行会社を対象にした支援金制度の対象を全国に広げ、交付期間も通年とし、助成金額については、バス1台あたり30,000円といった観光誘致促進対策を行うべきではないでしょうか。
そこで質問です。
このような状況を踏まえ観光誘致促進対策についての考えをお聞かせください。
スポーツ交流課
県下では中小多くの団体がスポーツ交流を行っています。私がサッカースポーツ少年団の後援会会長をやった時にも県外から何チームも呼び交流試合を行いました。そのとき草の根的なスポーツ交流を支えることこそがスポーツ振興に必要だと思いました。大規模なスポーツイベントだけでなく中小のスポーツイベントの開催支援。例えば30人以上の団体に宿泊費支援を行うなどの開催支援がスポーツ振興に必要ではないでしょうか。
そこで質問です。
このような状況を踏まえ中小のスポーツイベントへの開催支援について考えをお聞かせください。
空港振興局
空港政策課
空港アクセスバスの利用実績が空港⇔島田駅で1便あたり1.7人と非常に少ない状況です。一日42便を22便と減らしますが利用者が倍に増えたとしても4名に満たない状況です。このような状況の中、新たに6/21より空港⇔藤枝駅便が増設されました。必要性を考えると無くすことは問題だと思いますが、柔軟な発想で空港アクセスバスの利活用を考えるべきだと思います。空港近くの地域では駅に向かう路線バスが欲しいという切実な声を聞きます。空港へのアクセスバスが必ずしも直行便である必要はありません。空港アクセスバスに路線バスの機能を持たせ地域住民の方も利用できるような運行をしたらどうかと考えます。
そこで質問です。
このような状況を踏まえ空港アクセスバスに路線バス機能を持たせることについて考えをお聞かせください。
文化局、観光交流局
文化政策課、観光政策課・観光振興課
最後に複数の部局に関係する質問です。静岡県に観光客を呼び込むため、また、世界文化遺産の富士山を改めて国内外にPRするために、県内各地域の特徴を絡めた「富士山の四季」を紹介するDVDを日本語、英語、中国語、ハングル語版で制作するのはどうでしょうか。そしてそのDVDを県内の宿泊施設、公設施設に配布し各施設のロビーや食事会場などで流し他の目的で静岡県に来られた方にも「今度は、富士山を目的に訪れよう」と思わせるよう官民一体でPRができるようにしたらいいと考えますが考えをお聞かせください。
以上が昨日の質問内容です。最後まで読んで頂きありがとうございます。
今朝は街頭演説417日目 焼津駅南口