諸田ひろゆき 公式Blog
2015年7月15日
国に対して意見書を提出
無所属の会・責任世代として国に対して意見書を提出しました。
厚生年金制度の適正化に関する意見書です。
この内容は各会派の賛同を得て県議会議員連名での提出です。
平成27年7月13日
衆議院議長 内閣総理大臣 厚生労働大臣
参議院議長 総 務 大 臣 あて
静岡県議会議長 吉川 雄二
厚生年金制度の適正化に関する意見書
高齢化社会を迎え、年金は高齢者の生活設計の基礎としてかかせない制
度となっており、その中で厚生年金は、労働者及びその遺族の生活の安定
と福祉の向上に重要な役割を果たしている。
民間の法人事業所及び一部の個人事業主に常時使用される従業員は、基
礎年金である国民年金に加え厚生年金に加入し、報酬に比例して保険料を
労使折半で納付する義務があり、これにより基礎年金の上乗せとして報酬
に比例した年金の給付を受けることができる。
一方で、国の調査によれば、厚生年金への加入を違法に逃れている疑い
の強い事業所が中小企業を中心に約80万社に上るとされ、そのまま放置
した場合、将来、これらの従業員は低額な年金受給者となり、生活に困窮
する恐れがあるため、国と日本年金機構は、今後の強力な指導や検査、最
終的には強制加入などの方針を打ち出したところである。
しかし,これらに性急に取り組んだ場合、円安の進行に伴う原材料費の
高騰などに苦しむ本県の中小企業の経営を圧迫する懸念があり、加えて労
働者に対する賃金や雇用の抑制につながる可能性もある。
よって国においては、企業の経営状況等に応じた一定の猶予策などにつ
いて検討の上、年金制度の適正化を進めるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
今朝は街頭演説420日目 西焼津駅南口