諸田ひろゆき 公式Blog
2013年2月18日
維新八策「超簡素な税制=フラットタックス化」について
おはようございます。諸田ひろゆきです。
本日の説明は少し長いですが是非読んで頂きたい内容です。
では早速、維新八策について、なぜその項目が必要なのか等、説明します。
6.経済政策・雇用政策・税制に掲げられている「超簡素な税制=フラットタックス化」について。
詳しく説明する前に言葉の意味をおさらいしましょう。
フラットタックスとは
累進課税とは異なり、税率を一律にした税制です。フラット税、一律課税、または均等税とも訳されます。
では、詳しく説明しますね。
フラットタックスのメリットとよくある批判を以下に示します。
メリット
1.所得控除の簡素化に伴って、申告手続きも大幅に縮小できる。申告書はハガキ程度の大きさになるといわれる。
2.所得を大きく得ても限界税率が上がることがないため、勤労意欲をそぐことがない。
3.人的な基礎控除以外の所得控除(寄付金控除、住宅ローン利子控除、医療費控除、雑損控除)はすべて廃止することで、大幅に課税ベースが広がり、低い税率で税収が確保できる。
4.簡素化によって租税回避もある程度解消できる。
5.一定の人的所得控除とゼロ税率段階を設けることで、単一課税ながらある程度の累進性が確保できる。たとえば、課税最低限以下の所得について半分がゼロ税率となる場合、税率が 19%であっても、実効税率は半分の 9.5%になる。人的控除の金額を調整することで、累進構造の調整ができる。
フラットタックスに対する批判
フラットタックスは高額所得者だけの優遇税制ではないか。という批判があります。
確かに、税率を一律にすれば高額所得者を優遇しているように見えます。
しかし、メリット5で示すように、一定の人的所得控除とゼロ税率段階を設けることで所得の低い人への対策を採ることで高額所得者だけを優遇する批判は回避できます。
また、税収が減るのではないかとう批判もあります。
この点についてはメリット3に示すように、人的な基礎控除以外の所得控除(寄付金控除、住宅ローン利子控除、医療費控除、雑損控除)はすべて廃止することで、大幅に課税ベースが広がり、低い税率で税収が確保できます。
したがって、税収が減るのではないかという批判も回避できます。
勿論、フラットタックスで税収を確保することと、どのように所得の再分配を行うかということをセットで考えなければなりません。
その点について維新八策では、負の所得税・ベーシックインカム的な考え方を導入することを提案しています。
私たちの義務である納税。その仕組みは日本をどのような国家にするのかという国家像から導かなければいけません。
維新八策の考える国家像は「自立する個人、自立する地域、自立する国家」です。
日本維新の会の綱領である維新八策は全てこの目指すべき国家像から導き出されています。
いままでブログで説明してきた内容を、維新八策全文をベースに見やすくまとめたサイトがあります。
http://morotahiroyuki.jp/ishin8saku
今後も言葉の意味の他、内容の説明等ブログで説明したことを反映させていきます。
是非これからも、日本維新の会及び諸田ひろゆきに注目してください。
では、今日も一日がんばろう!